カゴメ株式会社

ヘルスリテラシーとワークパフォーマンスの可視化
カゴメ株式会社

| 業種 | 飲料・食品・調味料の総合メーカー |
| 課題 | 従業員のヘルスリテラシーの可視化 |
カゴメ株式会社は1899年創業の飲料、食品、調味料の大手総合メーカー。「自然を、おいしく、楽しく。」のブランドステートメントを掲げ、食を通じた社会課題解決に取り組む。
FairWork surveyご導入の経緯について、健康事業部の湯地様と管理栄養士の北田様にお話を伺いました。
(2022年8月2日 インタビュアー:吉田健一)
FairWork survey ご導入の経緯
吉田今回のパルスサーベイ導入の経緯や決め手についてお聞かせください。
湯地 様実はストレスと従業員の健康状態を可視化するツールを探しておりました。その中でFairWork surveyは健康投資管理会計ガイドラインの項目を可視化できるという風に聞いて、「あ、これはぜひやってみたい!」という話になり、導入に至りました。
吉田ご導入から現在までどのような感想をお持ちですか?
湯地 様本当にすごいツールだなと思いまして。
もちろん、アブセンティーズム、プレゼンティーズム、ワークエンゲージメントなど、我々が今まで可視化しづらかったところまでしっかりと追ってくれると。
また、アラート機能がありまして、毎月の面談で「こんな風にアドバイスしたら良い」という風にフォローまであったところが、非常に素晴らしいサービスだと思っております。
吉田ありがとうございます。
今回、FairWork surveyのご導入だけでなく、弊社と協業するに至った狙いや経緯についても、教えていただけますでしょうか?
湯地 様我々も野菜を通じて食生活を改善するというサービスを提供しておりますけども、やはり心と身体の健康、これは両輪で進めていかないといけないと感じております。
その時にFairWork surveyを知って、これは是非とも一緒に手を組んで、ソーシャルグッドなことをしたいということで、協業させていただいております。
野菜を摂ると、ヘルスリテラシーやワークパフォーマンスに良いという研究結果もありますので、更に協業は推進していけるという風に確信しております。
湯地 様そして何より、フェアワークさんと協業したいと思ったのは、吉田社長のソーシャルグッドへの想いです。強い想いがあって、ここに対して我々も野菜・健康長寿に貢献していく。そんなソーシャルグッドな思いで、両社手を組んでいきたいと、そういう風に感じた次第です。
吉田ありがとうございます。
ヘルスリテラシーとワークパフォーマンスとの関係について

吉田ヘルスリテラシーとワークパフォーマンスについて、カゴメ様で行われている研究について教えてください。
北田 様こちらはベジチェックという、手のひらを当てるだけで最近の野菜摂取量が分かる機械を使って研究しております。日本人の野菜摂取目標量は1日350gとされていますが、このベジチェックで350g以上の方と未満の方の2群に分けて解析しました。
そうすると1日350g以上野菜を摂っている方は、ヘルスリテラシーが高かったり、プレゼンティーズムなどの労働生産性が高いという研究結果が出てきました。ありがたいことに、こちらは先日の日本健康教育学会で優秀賞をいただいております。
吉田具体的にどのように野菜摂取量を測定するのですか?
北田 様実は、手のひらの皮膚に含まれているカロテノイドという野菜の色素を測っております。手のひらをセンサーの部分に当てて20秒待つだけで、ご自身が最近どれくらい野菜を摂られたかというところが出てきます。

吉田ヘルスリテラシーとワークパフォーマンスの観点では、今後どのような協業が可能でしょうか。
北田 様ヘルスリテラシーが高い方は、生活習慣病に関する予測因子の数値が良かったり、労働生産性との関係も良いとの研究結果が世界でも多数出ておりますので、継続的に従業員のヘルスリテラシーを測っていくことで、従業員の生産性向上に繋がるのではないかと思います。
ヘルスリテラシーを測定しつつ、野菜摂取量も定期的にモニタリングしていただくことをお勧めしています。
吉田本日は誠にありがとうございました。

